八月の或る日

佐野智子

人物名（ヨミ）	サノトモコ
人物名（英語）	SANO,Tomoko
略歴・解説	東京都に生まれる。1942年、女子美術専門学校師範科西洋画部入学。1945年9月、繰上げ卒業。卒業後、両親の出身地であった山梨県に移住。1946年、第九回山梨美術協会展に《チューリップ》を初出品し、会員となる。1947年、甲府市立北中学校の美術教師として勤務した後、県内の各高等学校で教鞭を取りながら制作を続ける。1949年、第八回創元展に《写生する子ら》を初出品し、初入選。1956年、第十二回日展に《室内》を初出品し、初入選。以後、たびたび同展に出品し、入選を重ねる。1964年、前年に結成した「二美会」の第一回展を開催。同会は、山梨県内における初の女性のみによる美術団体であり、佐野はその中心的な役割を果たした。1962年、第四回日展入選作《野》により第七回山梨日日新聞芸術賞受賞。山梨県における女性作家を牽引する存在として精力的に活動した。享年70歳。