諸国六十八景 佐渡金やま

よみしょこくろくじゅうはっけい さどかなやま
資料ID42567
時代江戸
実物・複数別実物
解説二代歌川広重の「諸国六十八景」のひとつ。本シリーズは、初代広重の構図を借りたり、「諸国名所百景」の構図を繰り返したものが多い。本図は、佐渡の最古の金山といわれる西三川砂金山の様子を描いたもので、山肌を切り崩し、川の流れで土砂を洗い流して砂金を採取する様子が描かれている。この構図は初代の作品や「諸国名所百景」にも見られないものである。種本は、安政6年(1859)「諸国名所百景 佐渡金山奧穴之図」と同様、安政3年(1856)「佐渡金銀山稼方之図」(新潟県立歴史博物館所蔵)の可能性がある。

PageTop