將軍家政所下文

よみしょうぐんけまんどころくだしぶみ
資料ID35185
コレクション名越後文書宝翰集
時代90
実物・複数別実物
指定重要文化財
解説色部公長は、嘉禄3年(1227)に父為長から小泉荘加納(色部・粟島)などの地頭職を父為長から譲られ、これを幕府から安堵されていた。しかし、為長はこの譲与を取り消し、建長6年(1254)にいくつかの所領を除いて、あらためて公長に譲り与えた。この文書は当時の鎌倉幕府将軍であった宗尊親王家の政所がそれを安堵した下文。宗尊親王は鎌倉幕府の六代将軍。源氏将軍が三代、さらに九条家から迎えた将軍も二代で途絶えると、幕府は後嵯峨天皇皇子宗尊親王を将軍とし、北条氏嫡流である得宗を中心とした専制体制を強めていった。

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