塩沢平野屋の薄荷圓広告

よみしおざわひらのやのはっかえんこうこく
資料ID35170
実物・複数別実物
解説薄荷圓は、塩沢特産の薬品。ハッカ草を秋に収穫、冬にかけて蒸留し、ハッカ油を採取。そしてこの地の寒さにさらすことで、ハッカ脳の結晶とした。その効能は、気付け、暑気払い、せき止め、頭痛、虫歯の痛み止め、めまい、船酔い、かご酔いなど、万病によしと宣伝された。平野屋の看板は、小林源太郎(武州玉井村(埼玉県熊谷市)の彫師)作の壮大美麗なもので、名産・薄荷圓の存在の大きさや三国街道塩沢宿のにぎわいを示した。現在、看板の飾りの一部は、平野屋青木酒造(南魚沼市塩沢)の看板装飾として再利用され、店外に掲げられている。

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