佐渡一国山水図
| よみ | さどいっこくさんすいず |
|---|---|
| 資料ID | 35011 |
| 時代 | 江戸 |
| 実物・複数別 | 実物 |
| 解説 | 越後側からみた佐渡を描いた鳥瞰図。佐渡国最高峰の金北山を中央にして、佐渡の地勢が立体的に描かれ、町並みや湊の様子まで詳しく表現されている。江戸期の佐渡国の刊行図は、本図以外ほとんど知られていない。また、鳥瞰図の国絵図は全国的にも珍しい。作者の佐渡文海(石井文海1804~1849)は、佐渡奉行所の絵図師。佐渡関係絵図や風景画も多く描いており、その精緻な画は非常に評価されている。図左下には「東都 江川仙太郎刻」とあり、江戸の彫師・江川仙太郎という人物が版木を彫ったことがわかる。江川は世界地図も手がけている著名な彫師である。 |
