農家心得

よみのうかこころえ
資料ID35010
時代江戸
実物・複数別実物
解説新発田藩が刊行した害虫駆除法を中心とする農業技術書。文政9年(1826)刊の大蔵永常『除蝗録』(じょこうろく)の要旨と領内農家の虫害防除の事例などをあげ、注油駆除法の道具や松明のあかりで虫を誘って焼き殺す様子などを図入りで紹介している。注油駆除法とは、水田に鯨油などをまき浮かべ、葉についた虫を水面へ払い落し、油膜で虫を窒息死させるもので、越後では特産物である石油も用いられた。

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