算盤 【abacus】

よみそろばん
資料ID27060
現地名ソロバン
解説東洋独特の計算器。明代(14世紀後半~17世紀前半)には横長い軸に団子形の珠で梁<はり>の上に2珠、梁の下に5珠を配した、いわゆる「支那算盤」が民間にも普及した。わが国に伝わったのは室町時代の終わりころ(16世紀末ころ)で、明との貿易の発展にともなってもたらされたといわれる。明治中ころには梁下4珠(四つ珠)も出現し、近年は四つ珠算盤が一般化した。日本の数学はもっぱら算盤を用いて行われた。

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