莚 【straw mat】

よみむしろ
資料ID26857
現地名ムシロ
解説イグサ・藁・ガマ・スゲ・竹などを編んで作った敷物の総称。平安・鎌倉期ころまでの住宅は板の間(板敷き)であったから、莚は畳につぐ敷物として用いられたが、畳の普及にともない徐々に屋外用となっていった。今日では一般に藁莚のことをさし、農家などの板の間や土間・屋外の仕事場で用いるほかに、主として穀物を入れる叺<かます>としても使われる。かつては簡単な莚機が用いられたが、現在は自動莚織機によって作られている。(日本民具辞典)

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