| 経歴 | 1935年（昭和10）、大阪で生まれ、青森県弘前市等で少年時代を過ごす。1958年（昭和33）、東京芸術大学油画科を卒業。在学中の1957年、ブランシェ画廊（新宿）で初個展。その後、読売アンデパンダン展、グループＴＵＣＨＩ（のちに「グループ鋭」と改称）を中心に発表。1958年（昭和33）の第10回読売アンデパンダン展では来日したフランス人批評家・タピエに激賞される。1959年（昭和34）、南画廊で個展を開催し、オブジェ「増殖性連鎖反応」シリーズを発表。1960年（昭和35）、読売アンデパンダン展に発表した作品は、評論家・東野芳明によって「反芸術」と評された。1962年（昭和37）、第2回国際青年美術家展で大賞を受賞。これを機にパリに移住。1970年（昭和45）クンストフェライン（デュッセルドルフ）で「放射能による養殖」と題した大規模な個展を開催、1983年（昭和58）に帰国するまでの20年余り、主にヨーロッパを中心に活躍する。1977年（昭和52）には第14回サンパウロ・ビエンナーレで特別賞を受賞。国内では1994年（平成6）、国立国際美術館（大阪）等で大規模な個展が開催されている。1990年（平成2）、55歳で逝去。 |
