| 経歴 | 1948年（昭和23）、愛媛県に生れる。1970年（昭和45）多摩美術大学美術学部絵画科油画専攻に入学し、駒井哲郎教室で銅版画を学ぶ。1976年（昭和51）同大学美術研究科を修了後、イギリスに渡る。大英博物館版画素描室にて、エングレーヴィングやシルバーポイントなどデューラーを中心とした銅版画の古典作品を研究する。1979年（昭和54）モーリー・カレッジ（ロンドン）で素描・銅版画・製本技術を、ビルギット・ショールドのもとで銅版画を学ぶ。春陽展には1975年（昭和45）第52回展から出品し、イギリスから帰国後1981年（昭和56）第58回展で新人賞を受賞。また同年、ガレリア・グラフィカ（銀座）にて初個展を開催（以後1985、88、94、2003にも）。日本を拠点にしながら国際的に活躍し、2001年（平成13）にはロイヤル・アカデミー・サマー・エキシビジョン2001にて、アーキテクチャル・ドローイング賞を授賞。2002年（平成14）には第69回アメリカン・グラフィック・アーティスト・ソサエティ版画展にてジョージ・シャーマンＣ.Ｇ.メタル賞を授賞した。当館所蔵の作品は、現代の都市をテーマにしたシリーズのひとつ。 |
