自動ピアノ

制作/発行チャペル社
制作年代1926年頃
解説 自動ピアノは、19世紀末にヨーロッパで開発された自動演奏装置を取り付けたピアノであり、ペダルに連結されたふいごまたはコンプレッサーによって吸い込んだ空気の力を利用し演奏する。電気を用いる現代の自動ピアノとはメカニズムが異なる。ミュージックロールに開いている無数の孔には演奏情報が記録されており、この紙を替えると異なる楽曲を再生する。自動ピアノは、欧米のブルジョア社会のシンボルとして、1920年代に最盛期を迎えるが、世界恐慌やラジオ、レコードの普及により1930年以降は作られなくなる。
所蔵館浜松市楽器博物館
所蔵館整理番号06

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