紙腔琴

制作年代1884年(発売)
解説 紙腔琴(しこうきん)は、明治17(1884)年に戸田欽堂(1850~90)によって考案された和製手回しオルガンである。手回しオルガンとは、ハンドル操作によってロール紙に記録した楽曲を自動演奏するもので、ロール紙を替えるだけで多様な音楽を再生できる手軽さから欧米で流行していた。紙腔琴は欧米の手回しオルガンの構造を模倣したものであるが、蒔絵が施されるなど外見は日本独特のものとなっている。物珍しさと簡便なことから国内でも流行し類似品が出るほど人気があった。
所蔵館浜松市楽器博物館
所蔵館整理番号01

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