バタフライスツール

制作/発行柳,宗理
制作年代1956
解説「バタフライスツール」は、日本のデザイナーが世界的に評価された最初の作品で、まさに日本を代表する名作である。
わずか7ミリ厚の三次曲面を持つ同じ形の2枚の成形合板が、座部下方に2個のボルトと脚部中央下に1本のステーで左右対称に組み合わされている。その形態は、蝶のはばたきのようでもあり、神社の鳥居や両手を合わせて開いた形にもイメージされ、東洋的な精神性を表すようでもある。
1957年、日本が初参加したミラノ・トリエンナーレで金賞を受賞した。また、1958年にMoMA(ニューヨーク近代美術館)をはじめ、アムステルダム市美術館、ルーブル美術館など世界中の美術館で永久コレクションに選定されている。発表から40年以上経った今でも生産され続けている。
所蔵館九州産業大学美術館

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