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窈窕
| タイトル(よみ) | ようちょう |
|---|---|
| 作家 | 三輪休和(十代三輪休雪) Miwa Kyuwa (Miwa Kyusetsu Ⅹ) |
| 制作年 | 不詳 |
| 寸法 | 10.0×15.0×15.0cm |
| 員数 | 1 |
| 解説 | 旧萩藩御用窯三輪家に生まれた三輪休和は、古萩の研究研鑽によって疲弊していた三輪家そして萩焼を再興した。それはまた近代陶芸史においては、荒川豊蔵、金重陶陽らとともに、形骸化していた茶陶の復興を果たしたことであった。ことに休和は独自の釉薬を創案し、萩焼に新たな美感を生み出したことで知られる。それが藁灰釉による白濁釉で、その白の純度の高さから「休雪白」と呼ばれる。またその陶磁研究は古萩だけでなく、伊賀、信楽など桃山茶陶や中国、朝鮮の古陶磁にもおよんだ。昭和45年には、人間国宝に認定され、萩焼の茶陶としての声価を決定的なものとした。 本作品は椀型の器体に袈裟懸けに見込みにも及んで白釉をかけ分けた片身替りの茶碗で、生真面目な休和としてはややまれな意匠の試みであり、十代休雪時代の萩茶碗「風月」などと好対照である。伝統的な陶家の重責を負っていた休雪が、弟節夫(十一代休雪)に代を譲り肩の荷を降ろし、解き放たれた精神のあり様をうかがうことができる。 |