TitleDragon
作家名木村直道 KIMURA Naomichi
技法・素材バリカン、金属
制作年1965
制作年(終)1971
制作年(和)昭和40
制作年(和・終)昭和46
寸法縦(cm)15.30
寸法横(cm)19.50
寸法奥(cm)19.60
作品・作家解説木村直道[きむら・なおみち]
1965-71(昭和40-46) 金属(廃物のアッサンブラージュ) 18.6×23.2×19.6cm

木村直道は自分の作品を、英語の廃品「スクラップ scrap」と彫刻の「スカルプチャー sculp-ture」の両方を組み合わせた「スクラップチャー scrapture」という言葉で呼んでいます。更に木村の作品は、言葉遊びを交えた題名が作品自体と結び付き、ユニークな世界を作りあげています。この作品は廃品となった冷却装置の蛇腹(じゃばら)のような部品に、バリカンをのせて作られています。冷却装置はとぐろを巻いた龍の体に、バリカンの取っ手は龍の角に見立てられています。その意表をつく廃品の組み合わせがとても印象的です。

木村直道[きむら・なおみち] 1923(大正12)―1972(昭和47)
はじめ画家を志したが、独学で学んだ語学力を活かし東京のアメリカ文化センターの催事企画部に勤務。廃品(スクラップ)に眼を向け、それらを組み合わせて彫刻を作る。スクラップとスカルプチャーを組み合わせ、“スクラプチュア”と名付けた。造形に言葉の遊びを加え、ユニークな世界を展開した。

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