誇り高き者

TitleThe Plowed One
作家名木村直道 KIMURA Naomichi
技法・素材金属
制作年1965
制作年(終)1967
制作年(和)昭和40
制作年(和・終)昭和42
寸法縦(cm)108.10
寸法横(cm)24.00
寸法奥(cm)20.60
作品・作家解説木村直道[きむら・なおみち]
1965-67(昭和40-42)年 金属(廃物のアッサンブラージュ) 108.1×24.0×20.6cm

アメリカ文化センターに勤めていた木村直道は、アメリカの映画や音楽にふれる機会に恵まれ、それらがしばしば作品のモチーフになっています。1963年に日本で公開されたアメリカ映画「誇り高き男」がヒットした時の映画のタイトルは “The Proud Ones”でした。ところが、この作品《誇り高き男》の英文タイトルは、“The Plowed One”です。鋤(すき:plow)を鳥の体に見立てて使っているからです。その言葉遊びに加え、プライドの高い人と勇猛な鳥のイメージが重ね合わされてもいるのでしょう。

木村直道[きむら・なおみち] 1923(大正12)―1972(昭和47)
はじめ画家を志したが、独学で学んだ語学力を活かし東京のアメリカ文化センターの催事企画部に勤務。廃品(スクラップ)に眼を向け、それらを組み合わせて彫刻を作る。スクラップとスカルプチャーを組み合わせ、“スクラプチュア”と名付けた。造形に言葉の遊びを加え、ユニークな世界を展開した。

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