シンバルを叩く男(バックミラー楽団)

TitleCymbalist, Back Mirror Band
作家名木村直道 KIMURA Naomichi
技法・素材鏡、鉄
制作年1965
制作年(終)1968
制作年(和)昭和40
制作年(和・終)昭和43
寸法縦(cm)49.70
寸法横(cm)48.90
寸法奥(cm)21.10
作品・作家解説木村直道[きむら・なおみち]
1965-68(昭和40-43)年 金属(廃物のアッサンブラージュ) 49.7×48.9×21.1cm

この作品は、廃品の鉄板をうまく利用してシンバルをたたく音楽家を想定した形をつくり、それに自動車のバックミラーを取り付けて制作されたものです。木村がこの作品を制作した当時、トロンボーン奏者として有名なグレン・ミラーの生涯を描いた映画「グレン・ミラー物語」がヒットしていました。この作品の副題がグレン・ミラー楽団ならぬ《バックミラー楽団》と名付けられている理由です。木村らしいウィットに富んだネーミングで、バックミラーがシンバルのように見えてくるから不思議です。

木村直道[きむら・なおみち] 1923(大正12)―1972(昭和47)
はじめ画家を志したが、独学で学んだ語学力を活かし東京のアメリカ文化センターの催事企画部に勤務。廃品(スクラップ)に眼を向け、それらを組み合わせて彫刻を作る。スクラップとスカルプチャーを組み合わせ、“スクラプチュア”と名付けた。造形に言葉の遊びを加え、ユニークな世界を展開した。

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