正面

六田知弘

月白釉 碗

作品名(よみ)げっぱくゆう わん
時代1金時代
時代212-13世紀
鈞窯
高(cm)8.9
口径(cm)19.5
重量(g)559
コレクション名安宅コレクション
クレジット表記大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと)
登録番号00618
解説口縁部が外反する大振りの鉢です。全面に施された釉薬は「月白釉」と呼ばれる鈞窯特有の失透性の淡青色を呈した美しい釉色を見せており、北宋汝窯のそれを彷彿とさせます。鈞窯は後世、宋代名窯の一つに挙げられていますが、文献では鈞窯の名称は明時代以降にしか見られず、またこれまでの発掘や研究の成果によると、鈞窯の最盛期も金時代以降と考えられるようになりました。この鉢もその造形や釉色などから金時代のものと考えられます。鈞窯の製品は河南省禹県鈞台窯を中心に各地で鈞窯系の製品が生産されています。

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