正面

六田知弘

矢筈口耳付水指

作品名(よみ)やはずぐちみみつきみずさし
時代1桃山時代
時代216世紀後半
備前窯
高(cm)19.2
口径(cm)15.8
最大径(cm)21.4
重量(g)3,320
クレジット表記大阪市立東洋陶磁美術館 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと)
登録番号01744
解説矢筈(やはず)に似た太く巻き返した口縁部は、この時期の水指に多く見られます。備前特有の酸化焼成による赤褐色を呈した土味と窯変、そして力強く豪快な成形が見所です。胴に入れられた箆目は、装飾効果のみならず造形に動きを与えています。内底には馬蹄形の窯印が見られます。桃山時代の備前焼は、全長50mを越える南窯、北窯、西窯の三大窯で焼かれました。茶室で水を張ることで、備前の土はより赤みと艶を増します。

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