正面

六田知弘

青磁象嵌 牡丹文 梅瓶

作品名(よみ)せいじぞうがん ぼたんもん めいぴん
時代1高麗時代
時代212-13世紀
高(cm)32.6
最大径(cm)19.0
重量(g)3,080
クレジット表記大阪市立東洋陶磁美術館(安宅昭弥氏寄贈) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと)
登録番号01372
解説やや肩が張り、胴裾に向って流れるS字状の曲線が美しい作品です。とくに本作の魅力は、文様の背景を象嵌した逆象嵌による文様の構成です。文様の背景を削り落とし、そこに白土を一面に埋めることで、躍動感ある牡丹文が引き立っています。さらに文様の細部には陰刻が施されています。口部は後補です。この種の作例の陶片はまだ発見されていませんが、逆象嵌技法の完成度の高い陶片が全羅南道康津郡龍雲里10号窯址で出土しています。

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