正面

六田知弘

鉄砂 虎鹿文 壺

作品名(よみ)てっしゃ とらしかもん つぼ
時代1朝鮮時代
時代217世紀後半
高(cm)28.6
最大径(cm)34.8
重量(g)4,120
クレジット表記大阪市立東洋陶磁美術館(安宅英一氏寄贈) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと)
登録番号01012
解説鉄砂の壺には、不思議なことに虎文を描いたものはほとんどありません。確認されている限りでは、館蔵品の鉄砂虎鷺文壺(登録番号00476)と本例の二点のみです。この二点は釉胎の状態、絵付けの内容や表現方法のほか、平縁形の口づくりや小さい高台など、多くの点で類似しています。おそらく同時期の、同じ窯による製作でしょう。ただしこの種の陶片は、窯址調査ではまだ発見されていません。絵付けは、若い鹿を追いながらも飄々とのし歩く虎に竹文を配し、素朴ながらも大胆な構成で、手慣れた闊達な筆致が感じられます。

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