正面

六田知弘

青磁象嵌辰砂彩 牡丹文 鶴首瓶

作品名(よみ)せいじぞうがんしんしゃさい ぼたんもん かくしゅへい
時代1高麗時代
時代213世紀
扶安
高(cm)34.5
口径(cm)3.5
最大径(cm)16.6
重量(g)1,766
コレクション名安宅コレクション
クレジット表記大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと)
登録番号00765
解説辰砂彩とは、酸化銅の顔料を釉下に置いて還元焼成し、鮮やかに赤く発色させるものです。細長い口のついた瓶で、肩部には白黒象嵌で蓮弁文があらわされています。胴部の三ヵ所に白象嵌の牡丹花があしらわれ、その上に辰砂彩が効果的に添えられています。青磁辰砂彩は中国でも例がなく、高麗で独自に生み出された装飾技法であったと考えられます。本作と同様の、白象嵌のうえに辰砂彩が施された陶片が、全羅北道扶安郡柳川里窯址で出土しています。

PageTop