青花 雲龍文 梅瓶 (「春壽」銘)
作品名(よみ) | せいか うんりゅうもん めいぴん(「しゅんじゅ」めい) |
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時代1 | 明時代 |
時代2 | 洪武(1368-1398) |
窯 | 景徳鎮窯 |
高(cm) | 36.6 |
最大径(cm) | 20.4 |
重量(g) | 3,329 |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館(東畑謙三氏寄贈) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
登録番号 | 01148 |
解説 | 元時代の梅瓶とは異なり、肩が丸みをおび、胴裾が大きく外に張り出し、高台が厚く削り出されています。高く立ち上がった口には、宝珠鈕の付く蓋がかぶさっています。胴部には文様帯を設けずに、五爪の龍と霊芝雲がコバルト顔料で描かれています。五爪龍は元時代に皇帝の象徴として制定されて以来、一般での使用が厳しく禁止されてきました。南京市の明洪武宮遺址からは、類似の龍や霊芝雲を青花などで描いた破片が見つかっており、本器も洪武期の宮廷向け製品と考えられます。肩には篆書体で「春壽」の吉祥句が書かれています。 |