正面

六田知弘

青花 松鳥文 壺

作品名(よみ)せいか まつとりもん つぼ
時代1朝鮮時代
時代215-16世紀
広州官窯
高(cm)27.3
最大径(cm)26.0
重量(g)4200
コレクション名安宅コレクション
クレジット表記大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと)
登録番号00508
解説玉縁(たまぶち)をなす口づくりと、肩の張りきった形は、15-16世紀の特徴を示しています。従属文がなくたっぷり取られた胴部の余白に描かれた松にとまる一対の鳥は、同時期の花鳥図に通じるところがあり、宮廷画員の筆によるものでしょう。小鳥や松葉は透明度の高い青色、幹は黒味がかった青色で表現されています。純度の高いコバルト顔料は回青(かいせい)と呼ばれ、中国から輪入されていましたが、1464年に朝鮮半島でも青花顔料が発見された記録があり、この壺はその使用例の一つと思われます。

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