正面

六田知弘

辰砂 松鶴文 壺

作品名(よみ)しんしゃ まつつるもん つぼ
時代1朝鮮時代
時代218世紀
高(cm)24.8
最大径(cm)27.8
重量(g)3,600
コレクション名安宅コレクション
クレジット表記大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと)
登録番号00321
解説辰砂とは、白磁の素地に酸化銅の顔料で文様を描き、透明釉をかけて焼き上げ、赤く発色させるものです。笠形の独特な口の形をなし、肩には二条の突起線帯がもうけられています。この器形は、辰砂を代表する形の一つです。胴の中心部には、片脚で立つ横向きの鶴と、垂れ枝の松が施され、裏面には木の垂れ枝を筆太に没骨(もっこつ)風に描いています。発色はきわめて良く、辰砂の素朴な魅力にあふれる作例です。なお、片脚で立つ鉄砂の鶴の絵は珍しいものですが、近年、京畿道広州市松亭洞窯址で発見されました。

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