正面

六田知弘

白磁 壺

作品名(よみ)はくじ つぼ
時代1朝鮮時代
時代216世紀
高(cm)23.0
口径(cm)13.1
最大径(cm)29.6
重量(g)4,080
コレクション名安宅コレクション
クレジット表記大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと)
登録番号00152
解説朝朝鮮半島における白磁生産は高麗時代に端を発しますが、1460年代末に京畿道広州市に官窯(かんよう)が設置されてから、本格的な白磁時代の幕開けとなりました。この壺は玉縁(たまぶち)風の口づくり、楕円状の胴など、典型的な16世紀の特徴を示しています。胴体が横へ強く膨らんだ造形に暖か味があり、本作の魅力を増しています。同形の壺が広州市道馬里窯址で出土しています。しかし本作は、高台は露胎(ろたい)のままで、内面には鉄釉を塗り、釉色も青味を帯びるなど、やや違った作風を見せ、どこの窯なのか判断は困難ですが、すぐれた作例です。

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