東京汐留鉄道舘蒸気車待合之図

大分類美術
作者名歌川広重(三代)
製作者・出版者(藤慶)
制作年月日明治6年(1873)2月
解説停車場の内部の様子を描いた珍しい作例です。中央に広間、左右に上等中等下等それぞれの待合室や、駅員の詰所などが置かれました。壁・床ともに瀟洒な石造で、洗練された印象を与えます。広間で乗車を待つ人々は和装・洋装様々で、中華系の人も見られます。画面右の赤い服の女性は小ぶりなハンドバッグを持ち、洒落た装いです。当時客車に石油ランプが使用されていたことから、存在感のある左右の照明も、同じく石油ランプだと考えられます。
サイズ(cm)36.0×72.0
テーマ鉄道
資料ID122

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