東京品川海辺蒸気車鉄道之真景

大分類美術
作者名歌川広重(三代)
制作年月日明治5(1872)年頃
解説当初、鉄道は東海道に沿って市街地を通る計画でしたが、兵部省の反対により計画を変更せざるを得ませんでした。そのため、海上に築堤しその上に敷かれた線路を走ることになりました。しかし、芝地域は漁業が盛んであったため、漁場への出入りができなくなり困ると周辺の漁民から反対を受けます。その対応策として、築堤の間に通船が可能な橋を設けました。築堤の向こう側には漁船や弁財船、橋の下にはこれから漁場へ向かう船も見えます。橋の袂には丸みを帯びた石垣が見えますが、2020年に発掘された築堤跡にも、ほぼ当時のままの姿が遺っています。
サイズ(cm)36.5×72.2
テーマ鉄道
資料ID114

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