理節

作家名(ヨミ)リセツ

略歴・解説

鮮やかな色絵九谷とは対照的に、藍一色で絵付けが施された藍九谷。呉須という藍色の顔料で描く「染付」の絵付け師、理節氏の手から生み出される絵は、凛とした気品の中に優しさが溢れている。可憐な草花、伝統的な日本の紋様、愛らしい動物たち・・・・・・。素焼の生地に描く染付は、生地が水分を吸収するため、細くいきいきとした線を描くのは至難の業。紋様やモチーフの緻密な描写、筆遣いの強弱によって藍の濃淡を表現するといった高い技術力と、妥協を許さず制作に取り組む姿勢が反映された作品は、しなやかで繊細な、美しい世界を織りなしている。

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