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若い女の肖像(模写)

資料名(よみがな)わかいおんなのしょうぞう(もしゃ)
大分類美術
テーマ
中分類絵画
作者
現所在種別在庫
Image Licensing
資料ID570
資料解説初期フランドル派の画家ペトルス・クリストゥスが描いた肖像画。クリストゥスが完成させた最後期の作品の一つで、現在はベルリンの絵画館が所蔵している。オーク板に油彩で描かれた板絵であり、1460年以降、おそらく1470年ごろの作品ではないかと考えられている。小さな肖像画だが、クリストゥス独自の作風と初期フランドル派が発展させた肖像画様式の両方が見られる作品で、描かれている背景はそれまでの肖像画に見られた単色で塗りつぶされた平坦なものではなく、三次元表現で描かれた写実的な背景となっている。さらに描かれている少女は生気に欠け、控えめな視線をこちらに投げかけているにも関わらず、観るものにほとんど不機嫌とも感じられる印象を与える。そして、少女の意味ありげな雰囲気は、高さの異なる目によってさらに強いものとなっている。『若い女の肖像』は一世代前の初期フランドル派の巨匠であるロベルト・カンピン、ロヒール・ファン・デル・ウェイデンの肖像画をさらに発展させた作品で、後世にも大きな影響を与え続けた。
『若い女の肖像』はフィレンツェのメディチ家が購入した絵画で、「フランスの女性の頭部が油彩で彩色された小さな板絵で、ブルッヘのピエトロ・クレッチ (Pietro Cresci ) の作品である」というメディチ家の文書が残っている。この文書には描かれている少女が誰であるかは記録されていないことから、この絵画を購入したメディチ家は、作品の歴史的価値よりも美学的価値を重要視していたと考えられている。その後、ベルリン在住の商人で有数のイタリア絵画や初期フランドル絵画の収集家だったエドワード・ソリー (en:Edward Solly) の所有となり、1821年にプロイセンの王室コレクションに買い上げられた。
関連ファイル
学習指導要領コード8260263111111110

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