和琴

所蔵草津市
解説中沢遺跡(草津市渋川)出土・弥生時代

琴の歴史は古く、日本では弥生時代から登場し、一枚の板からなる板作りのものと、共鳴槽という箱型の構造を持つものに分かれます。これは共鳴槽を持つ和琴で、出土したのは竜頭(りゅうず・演奏する際に右側になる部分)のみであるため、全体の大きさは不明ですが、竜頭には弦をかけるためのものとみられる孔が開けられているのが分かります。
共鳴槽を持つ琴は、古墳時代以降も発展を続け、現在雅楽に使用されている「和琴」に変化してきたという説もあります。

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