資料名称フリガナスキ
大分類民俗
中分類生産生業 2
小分類農耕 2
資料番号HF22-000404
現地呼称・現地別称スキ
使用地(市町村)上益城郡嘉島町
公開解説犂は畜力で田畑を耕す道具です。古くはカラスキとよばれ、正倉院の御物にもある、古く大陸から伝わった道具です。犂には2系統あり中国から伝来した長床犂と、朝鮮半島から伝来した無床犂があります。九州北部では無床犂が使われていました。無床犂は深耕が可能ですが安定性が悪く操作が難しいという欠点がありました。この欠点を解消した短床の犂がネコ犂という名で熊本県北部で使われていました。これを改良した犂が明治35年に山鹿の大津末次郎により発明されました。大津が発明した犂はマルコ犂といい、耕す深さや幅が調整ができ、土の反転がよくなるよう犂先にカーブを付けられるなど画期的なもので、近代床犂の出発点となり、以後このタイプの犂が全国に普及しました。この犂も近代短小犂の一つで主に水田を耕すのに使われました。
検索市町村名上益城郡嘉島町
所蔵館熊本県博物館ネットワークセンター

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