スチリナ
資料番号 | NG47-000052 |
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大分類 | 地学(古生物) |
中分類 | 動物化石 4 |
小分類 | 刺胞動物 24 |
学名 | Stylina nakasai Eguchi |
和名(通称名) | スチリナ(六放サンゴ) |
地質時代・年代 | 中生代ジュラ紀 |
地層名 | 坂本層 |
採取都道府県 | 熊本県 |
採取市町村 | 八代市 |
公開解説 | サンゴは古生代初期(約5億4200万年前)に出現し現在まで生息しています。ここでは四放サンゴと六放サンゴを紹介します。四放サンゴは四射サンゴとも呼ばれ、古生代オルドビス紀からペルム紀末(約4億8800万年~約2億5100万年前)の地層に見られます。六放サンゴは六射サンゴとも呼ばれ、中生代三畳紀(約2億5100万年前~)以降の地層に見られ、現生のサンゴ礁を形成しています。四放サンゴと六放サンゴは、1つの個体から成り立つ単体サンゴと多数の個体から成り立つ群体サンゴとがあり、写真の資料はどちらも群体サンゴです。写真のように、どちらとも各個体の壁から中心に向かって隔壁が延びているのが特徴ですが、成長段階での隔壁の延び方は異なります。四放サンゴは六放サンゴと生態が似ていたと考えられています。これらのサンゴは時代を示す示準化石として利用されるとともに、熱帯(亜熱帯)域の浅海でサンゴ礁を形成していたことから、環境を示す示相化石としても利用されています。 |
公開解説引用 | 「熊本の自然と文化」~松橋収蔵庫だより~No.17. 解説No.93 | 所蔵館 | 熊本県博物館ネットワークセンター |