L`HOMME QUI MARCHE (歩く男)

資料ID255
中分類彫刻
小分類ブロンズ
法量幅58.5 奥行27.0 高86.0
制作年1900年頃
作者名Aオーギュスト・ロダン
作者情報ロダン,オーギュスト RODIN,Auguste 【1840~1917年】
1840年パリ生まれ。1875年イタリア旅行をし、ミケランジェロの作品に感銘を受け、1976年ブリュッセルとパリのサロンに「青銅時代」(石膏)を出品する。1880年フランス美術省より装飾美術館の扉の制作を依頼され、以後この「地獄の門」の構想に取り組む。1889年の万国博覧会ではクロード・モネとの二人展を行い、1900年の万国博覧会ではアルマ広場にロダンのための特別館が設けられ、「考える人」など170点が展示された。リルケなど、多くの文人、芸術家と交流した。1917年にパリ郊外ムードンのアトリエにて没し、以後このムードンのアトリエと、パリの自邸オテル・ビロンが国立ロダン美術館となっている。
資料解説ロダンの1878年の作「説教する洗礼者ヨハネ」における身体像から、大胆にも頭部と腕を欠落させた人体像である。両脚はともに地に付いており、一歩踏み出す足と、支える足とを同時に形作ることで、歩行に必要な運動の連続性と恒常性を示している。鋳造はアレクシス・ルディエによるもの。この彫刻が「歩く男」という標題で展示されたのは、「洗礼者ヨハネ」の約30年後、1907年のサロンが最初であり、制作の時期については諸説ある。

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