座禅草

資料ID21
中分類日本画
法量縦211.5 横150.5
作者名A下村正一
資料解説雪の残る早春の山の中で座禅草咲いている様子を描いた作品。本作品は、赤や朱を用いて座禅花の鮮やかさが表現され、また花の周囲のみ雪は溶け、土が現れている様子が描かれている。本州中部以北の谷間に生息する座禅草は、開花の際に発熱する性質がある。そうした自然の生態を踏まえ、北陸の豊かな自然の中から見出されたテーマと入念な写生に基づた花鳥画を中心に制作を行った作風がうかがえる。

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