ロス・カプリチョス(きまぐれ)「タンタロス」

資料ID1405
中分類版画
小分類銅版画
法量縦18.2 横12.9
制作年1797-98 (出版年 1799年)
作者名Aフランシスコ・デ・ゴヤ・イ・ルシエンテス
作者情報ゴヤ・イ・ルシエンテス,フランシスコ・デ
資料解説「ロス・カプリチョス」は、1799年2月に発売された、ゴヤによる最初の版画集で、「気まぐれ」を意味する。テーマは、結婚、教育、売春、迷信、政治、など多岐にわたり、動物や化け物、魔女などを登場させ、当時の社会、特に聖職者や上流階級に対する風刺がこめられている。ここに掲載されている「理性の眠りは怪物を生む」は、机に顔を伏せ眠りに落ちる画家の自画像的な作品。背後からコウモリ、ミミズク、山猫などが姿を現わし、眠る画家を取り巻く様子が描かれた、「ロス・カプリチョス」の中でも重要な作品の一つである。
 本学の収蔵品は、子牛皮で製本され、背に赤地に金色でタイトル・作家名が残されており、1799年制作の試し刷り、または初版の中でも初期の刷りに位置するものと考えられる。

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