(資料群)堀家B家 資料

資料群・作家名(ヨミ)ほりけBけしりょう

略歴・解説

香川県立ミュージアム歴史展示室の近現代の部分では、「戦後のくらし」というタイトルで、昭和29年(1954)に建設された県営住宅の一部を再現している。その展示準備ため、当時のくらしや生活道具について、ききとり調査を行い、当時の生活資料の収集にも努めた。当資料群もその一環として収蔵したもので(1・2・3・5・11)、一部は実際に展示している。
6~10は、和服を洗濯し、伸子張りという方法で干す際に使用する道具である。伸子張りは、解いた着物を再び反物の形に縫い直して乾燥させる方法であるが、乾いた後でまた着物の形に縫うことも含め、手間のかかる作業である。6はその手間を省くために生み出されたものである。布の大きさに合わせて横棒の位置を調整して布を掛け、とめ木を使って下部で引っ張るようになっているため、反物の形に縫い直さなくても伸子張りができる。とめ木や伸子針も、襟の部分など布の大きさに合わせて使い分けられるように、通常より小さなものも含まれている。(8・10)
また、これは台を組み立てるスペースさえあれば、伸子張りが可能であり、屋内でも使用が可能である。通常の伸子張りには、反物の長さ分のスペースが必要であることを考えると画期的な道具であるといえる。しかし、解き洗いをする場合には、より簡単に干す方法として板張りという方法があり、家庭での解き洗いには、板張りがより一般的であったと考えられる。
(香川県歴史博物館『収蔵資料目録 平成10年度』より、一部修正し転載)

この資料群・作家の収蔵品一覧[全12件]

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