(資料群)漆原家 資料

資料群・作家名(ヨミ)うるしはらけしりょう

略歴・解説

江戸名所周遊記は、江戸の名所の様子が11m以上にわたって書き記されている。奥書によれば、筆者は光共なる人物である。光共自身が三野郡比地村の者か、同村に知人・縁者がおり、江戸の様子を知らせたのかは不明であるが、讃岐ゆかりの人物であることは推測できよう。
18世紀になると各藩で藩札が作成され、取引には藩札が用いられた。尼崎と讃岐の間では、讃岐三白のひとつ綿作肥料となる干鰯取引が盛んであった。文政元年(1818)の尼崎銀札は件の状況を垣間見させてくれる資料である。
(香川県歴史博物館『収蔵資料目録 平成10年度』より、一部修正し転載)

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