(資料群)岡部家 資料(1)

資料群・作家名(ヨミ)おかべけしりょう(1)

略歴・解説

本資料は、岡部氏が収集されたコレクションの一部を寄贈されたものである。この内、資料2のチラシは、明治37年10月の琴平宮大祭に際する、臨時列車の増発を伝えるものである。讃岐鉄道は明治22年に本県で最初の鉄道として丸亀一多度津一琴平間に開通した。近世以来の金毘羅参詣の道に鉄道を敷設することで、参詣客の輸送に主眼がおかれていた鉄道である。明治30年代に路線を高松に伸ばすとともに、全国でも早い時期に喫茶室や食堂車を導入したことにもその性格が強くあらわれている。当資料も讃岐鉄道と金毘羅参詣の結びつきを示す資料である。この年の12月に讃岐鉄道は山陽鉄道に買収されているので、当資料は讃岐鉄道として出された最後のものといえる。
(香川県教育委員会『歴史博物館整備に伴う収蔵資料目録 平成9年度』より、一部修正し転載)

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