(資料群)上野家 資料

資料群・作家名(ヨミ)うえのけしりょう

略歴・解説

昭和20年代までは、高松近郊でも藁葺き屋根の家が多く見られた。本資料は、高松近郊で農業を営んでいた上野氏の父親が、戦前から戦後にかけて、農閑余業として屋根替えをしていた時に使用した用具である。主に小麦藁を葺くのに使ったという。農家の季節的な副業を知ることのできる興味深い資料である。カミナリサンは、井戸にツルベなどを落とした時、それを拾うために使ったもので、たいへん重宝だったといい、よく近所の人が借りに来たという。井戸が生活の中で生きていた時代を物語る資料である。ガンガラガマは終戦後でた一種の圧力釜で、豆や飯を炊いたという。
(香川県教育委員会『歴史博物館整備に伴う収蔵資料目録 平成7年度』より、一部修正し転載)

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