短刀 銘 備州長船住長(以下切)/貞治四年乙巳年二月日
収蔵番号 | MY0#01118 |
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資料番号 | 314 |
内容 | 作者 長義 時代 南北朝時代(貞治四年・一三六五) 国別 備前(相伝備前) 造込 平造 庵棟 長さ 刃長二九・八㎝、全長三九・一cm、反り〇・四㎝ 銘文 備州長船長(以下切、義)/(裏)[貞治]二二年巳己二月日 茎 栗尻 (目釘孔)二 (鑢)勝手下がり 地 板目肌立ち流れごころに地沸つく 刃 小湾れ刃箱がかり、総体に砂流がかり、沸ついて金筋入る 彫 刀樋掻き流し 鋩子刃 小丸に返る 備考 金二重ハバキ、桜文透。叢梨子地桜楓文鞘合口拵附属 |
解説 | 短くしたために銘の一部が失われているが、長義の作品。南北朝時代の短刀の特徴をのこした姿に、ゆるやかな山がいくつかつらなるような形をした刃文のなかに、「砂流し」とよばれる筋状の模様が入る。躍動感をもつ刃文が特徴の相州伝(相模国の刀工の特徴)の影響が表れた作品。 |