藤井高尚
| 大分類 | 明治期国学・神道・宗教関係人物データベース |
|---|---|
| 分野分類 ＣＢ | 宗教学・神道学 |
| 人名 | 藤井高尚 |
| +読み仮名 / NAME / 性別 | ふじい たかなお / FUJII Takanao / 男 |
| +別称 | 〔幼名〕忠之丞［松屋派］ 〔名〕小膳［松屋派］ 〔号〕松の屋、松斎［松屋派］ |
| +生年月日 | 明和元年（1764）[松屋派] |
| +没年月日 | 天保11年（1840）8月15日、死去［松屋派］ |
| 学統・宗派 | 小寺清先、栂井一室、本居宣長［高尚伝］ |
| +研究書・伝記 | 保科孝一『国語学小史』大日本図書、1899年。 佐佐木信綱編『日本歌学全書』続3、博文館、1903年。 吉川弘文館編刊『百科説林』続編上、1905年。 ☆井上通泰『藤井高尚伝』1910年。 田辺勝哉編『百家叢説』3、国書出版協会、1912年。 黒川真道編『源平軍物語』2、国史研究会、1914年。 佐佐木信綱・芳賀矢一校註『校註和歌叢書』7、博文館、1915年。 山内祀夫『新撰祝詞集』上、河田貞次郎、1915年。 桑山益二編『春汀采藻―江畔漫録』江畔書院、1919年。 井上通泰『南天荘蔵幅写真帖』日本巧芸社、1921年。 久保田米斎編『水月帖』大塚巧芸社、1922年。 児玉尊臣『近世国文の解釈』三宅書店出版部、1922年。 滝内弘章編『先哲和歌墨蹟百種』山本文華堂、1922年。 本居清造校『本居宣長稿本全集』2、博文館、1923年。 吉沢義則・能勢朝次編『近世擬古文新鈔』文献書院、1923年。 小室由三編『近世名家国文新講』創生社、1925年。 井上通泰『南天荘歌話』日本古典全集刊行会、1926年。 津波古充計『近世文の解釈』文理書院、1926年。 野村八良『国文学研究史』原広書店、1926年。 藤井乙男編『国文学名著集』2、文献書院、1927年。 菅瑩編『隠れたる勤皇家菅原長好伝』菅原翁頒徳会、1928年。 新町徳之編『近世文学選』内外出版印刷、1928年。 日本随筆大成編輯部編『日本随筆大成』11、吉川弘文館、1928年。 山田武司『近世名家国文新釈』大同館書店、1928年。 日本随筆大成編輯部編『日本随筆大成』第2期11、吉川弘文館、1929年。 野村八良『国学全史』下、関書院、1929年。 井上通泰『南天荘雑筆』春陽堂、1930年。 折口信夫編『国文学註釈叢書』6、名著刊行会、1930年。 国民図書編刊『日本随筆全集』15、1930年。 阪倉篤太郎編註『藤井高尚文抄』大阪宝文館、1931年。 稲村真里編『評釈近世名家諄辞集』明治書院、1932年。 佐伯常麿編『広足高尚文抄』敬文堂書店、1932年。 香川県女子師範学校郷土研究室編『讃岐文芸読本』上田書店、1933年。 笹田保・桂又三郎『岡山県先哲遺墨集』文献書房、1933年。 野田実『万葉集郷土史論』岡山万葉学会、1933年。 三村清三郎編『藤垣内消息―本居大平書簡集』文祥堂書店、1933年。 佐藤鶴吉『近世の国語』（国語科学講座532）明治書院、1935年。 『国文学大講座』17、日本文学社、1935年。 『福島県立図書館叢書』9、福島県立図書館、1939年。 小梶隆一編『藤井高尚歌抄』玉鳴館印刷所、1940年。 ☆吉備津神社編刊『藤井高尚伝』1940年。 紫安新九郎編刊『紫安弥寿子と生家真野家』1941年。 光葉会編刊『文学遺跡巡礼 国学篇』4、1943年。 湯本喜作『吉備歌壇史考』吉田書院、1943年。 湯本喜作『幕末歌人伝』河出書房、1943年。 藤井駿著・吉備津神社編『藤井高雅』吉備津神社、1944年。 沢瀉久孝編『古典新抄』近世編、白楊社、1948年。 雪渓書房編輯部編『近世国文精選』雪渓書房、1948年。 吉備津神社編刊『藤井高尚全集』1950年。 図解教育研究会編『国語の図解研究―古文・現代文』牧書房、1953年。 佐佐木信綱編『日本歌学大系』8、風間書房、1958年。 三木幸信『義門の研究』風間書房、1963年。 三木幸信編『義門研究資料集成』風間書房、1968年。 簗瀬一雄編刊『日記紀行集』4、1969年。 藤井駿『吉備地方史の研究』法蔵館、1971年。 三木幸信編『義門研究資料集成』別巻3、桜楓社、1976年。 近藤恒次編『三河文献集成 近世編』上、国書刊行会、1980年。 森銑三・北川博邦編『続日本随筆大成』9、吉川弘文館、1980年。 ☆『藤井高尚の国学―解説と目録』（増補版）岡山大学附属図書館、1982年。 工藤進思郎編『藤井高尚全歌集』岡山大学文学部日本古典学研究室、1983年。 工藤進思郎他『藤井高尚全集の編集』岡山大学、1984年。 ☆工藤進思郎『藤井高尚と松屋派』風間書房、1986年。 ことわざ研究会編『俚諺資料集成』大空社、1986年。 小笠原春夫『新版神道信仰の系譜―中世・近世の諸説の考察』ぺりかん社、1987年。 岡山県史編纂委員会編『岡山県史』8（近世3）岡山県、1987年。 藤井高尚「古今和歌集新釈複製本」風間書房、1989年。 津本信博『江戸後期紀行文学全集』1、新典社、2007年。 |
| +研究論文 | 井上通泰「藤井高尚伝」『大八洲学会雑誌』264～6、1888年。 井上通泰「藤井高尚並二其著書」『めさまし草』37・38、1899年。 井上通泰「藤井高尚の消息」『帝国文学』61・2、1900年。 吉沢義則「藤井高尚の書簡三通」『芸文』122、1921年。 森銑三「三代目中村歌衛門と藤井高尚」『伝記』29、1935年。 小沢正夫「紫式部日記釈に影響せる藤井高尚の研究」『国語と国文学』157、1938年。 渋田愛子「文学遺跡巡礼国学篇三六詩文の人藤井高尚」『学苑』73、1940年。 森繁夫「藤井高尚と清水宣昭（上）（下）」『国語国文』1010・11、1940年。 森敬三「藤井高尚の新研究」『水甕』2710、1940年。 谷省吾「本居宣長・藤井高尚「源氏物語答問」本居宣長批「藤井高尚文稿」」『芸林』71、1956年。 柿谷雄三「藤井高尚の枕冊子研究について」『相愛女子大学・女子短期大学研究論集』122・131、1966年。 庵逧巌「国学者の演劇観―宣長・高尚と歌右衛門〔含藤井高尚著「芝居のことば」(文化8年)「落葉の下草」(文政11年)の翻刻〕」『日本演劇学会紀要』13、1972年。 庵逧巌「教育における出会いの問題―宣長と高尚の場合」『山梨大学教育学部研究報告』23、1973年。 岩田隆「藤井高尚の鈴屋訪問」『名古屋工業大学学報』26、1975年。 庵逧巌「国学者の文章観―宣長・高尚を中心に」『山梨大学教育学部研究報告』25、1975年。 庵逧巌「国学者の文章観―宣長・高尚を中心に」『国文学論集』13、1975年。 飯田正一「藤井高尚書翰集」『国文学研究』55～58、1975年。 庵逧巌「国学者の遺言（2）―藤井高尚『松齋遺書』」『山梨大学教育学部研究報告』27、1976年。 庵逧巌「国学者の遺言（2）―藤井高尚『松齋遺書』」『国文学論集』15、1977年。 及川俊雄「藤井高尚の敬語説―「消息文例」の歴史的価値」岩手国語学会国語学論集刊行会編刊『小松代融一教授退職・嶋稔教授退官記念国語学論集』1977年。 藤井芙紗子「藤井高尚と鐸屋―後期国学の一断面」『国語国文』4612、1977年。 岡中正行「藤井高尚の書簡」『温故叢誌』32、1978年。 工藤進思郎 「『藤井高尚後撰集註』について―岡山県総合文化センター所蔵本」『平安文学研究』61、1979年。 工藤進思郎「藤井高尚の晩年―業合大枝宛書簡による考察を中心として」『岡山大学文学部紀要』1、1980年。 工藤進思郎・小橋和恵「資料翻刻・松の屋旧蔵『湖月抄』の書入れ注記―藤井高尚の源氏物語研究」『岡大国文論稿』8、1980年。 工藤進思郎「藤井高尚判「十七番歌合」について―解説と翻刻」『岡大国文論稿』9、1981年。 工藤進思郎「藤井高尚『松斎遺書』とその成立―業合大枝宛書簡による考察を中心として」『岡山大学文学部紀要』2・3、1981年。 工藤進思郎「藤井高尚の文章論―「文のしるべ」と「伊勢物語新釈」を中心として」『表現研究』33、1981年。 本橋ヒロ子「化政天保期における京阪の国学の一断面―鐸屋と小柴屋について」『和洋国文研究』（和洋女子大学）16・17、1981年。 山崎芙紗子「近世後期の源氏注釈―雨夜物語と教械説」『国語国文』506、1981年。 今西浩子「『消息文例』考―その国語学史上の位置」竹岡正夫編『国語学史論叢』笠間書院、1982年。 工藤進思郎「藤井高尚の古典研究―『伊勢物語新釈』を中心として」『季刊文学・語学』93、1982年。 工藤進思郎「藤井高尚『松の落葉』の刊行とその著述祝―中村寛宛書簡による考察を中心として」『岡山大学文学部紀要』3、1982年。 工藤進思郎「藤井高尚『出雲路日記』について―解説と翻刻」『岡山大学文学部紀要』4、1983年。 山中芳和「国学における教化論の性格」『岡山大学教育学部研究集録』641、1983年。 工藤進思郎「藤井高尚の鈴の屋入門―本居宣長との交渉をめぐって」『岡大国文論稿』12、1984年。 工藤進思郎「本居宣長と藤井高尚の交渉（1）―高尚宛宣長書簡による考察を中心として」『岡山大学文学部紀要』5、1984年。 工藤進思郎「本居宣長の新出書簡―藤井高尚宛書簡二通について」『国文学』2915、1984年。 工藤進思郎「本居宣長と藤井高尚の交渉―新出の高尚宛宣長書簡による考察を中心として」『文芸研究』（日本文芸研究会）110、1985年。 工藤進思郎「藤井高尚と業合大枝―その師弟の交渉をめぐって」『岡山大学文学部紀要』6、1985年。 工藤進思郎「松の屋旧蔵『紫式部日記傍註』の書入れ注記（1）～（3）」『岡山大学文学部紀要』7～9、1986～88年。 工藤進思郎「藤井高尚『文章草稿』について―本居宣長の添削指導」今井文男教授古稀記念論集刊行委員会編刊『表現学論考』1986年。 工藤進思郎「藤井高尚の解釈学―『清少納言枕冊子新釈』を中心に」『解釈』3311、1987年。 柿谷雄三「藤井高尚の枕冊子研究について（続）―藤井高尚、清少納言枕冊子関係略年表」『相愛国文』1、1988年。 工藤進思郎「藤井高尚文題索引」『岡大国文論稿』16、1988年。 工藤進思郎「松屋派と桂園派の確執―渡辺重豊の離反事件をめぐって」『書簡研究』1、1988年。 広常人世「〈翻・複〉諸家書簡集―翻刻と解説」『書簡研究』1、1988年。 工藤進思郎「藤井高尚の霊祭と歌会―新資料による考察を中心として」『書簡研究』3、1990年。 工藤進思郎「文章家としての藤井高尚―遺された文稿類をめぐって」『岡山大学文学部紀要』13、1990年。 工藤進思郎「本居宣長記念館蔵藤井高尚書簡をめぐって」『鈴屋学会報』7、1990年。 茅場康雄「清水宣昭考」3・4『学苑』625・628、1991・92年。 工藤進思郎「藤井高尚の紀行文―『山つと』を中心として」『岡大国文論稿』19、1991年。 工藤進思郎「藤井高尚の長編紀行『神の御蔭の日記』―解説と翻刻（1）～（3）」『岡山大学文学部紀要』15～17、1991～92年。 工藤進思郎「〈翻〉本居宣長と岡山の河本家―藤井高尚宛宣長書簡をめぐって」『書簡研究』4、1991年。 野中和孝「〈翻〉弘化四年本「おくれし雁」―翻刻と解説」『活水論文集』（日本文学科編）34、1991年。 山根木忠勝「藤井高尚『消息文例』成立まで」『武庫川国文』38、1991年。 工藤進思郎「藤井高尚と中村春野―讃岐の門人たちとの交流」『岡山大学文学部紀要』18、1992年。 山中芳和「化政期国学の一断面―藤井高尚の国学における教化性の考察を中心に（上）～（下）」『岡山大学教育学部研究集録』90・95・96、1992～94年。 工藤進思郎「小柴屋と藤井高尚―中村家所蔵の国学関係資料をめぐって」『岡山大学文学部紀要』20、1993年。 工藤進思郎「藤井高尚判『文あはせ』とその刊行―片岡徳宛奈良屋長兵衛書簡」『書簡研究』6、1993年。 工藤進思郎「藤井高尚と讃岐の門人たち―友安三冬・猪熊方主らとの交流を中心として」『書簡研究』5、1993年。 工藤進思郎「藤井高尚と若狭の門人たち―石田千穎・妙玄寺義門・古河教典らとの交流を中心に」『岡山大学文学部紀要』22、1994年。 鈴木豊「『消息文例』における「さふらふ」について」『文京女子短期大学英語英文学科紀要』28、1995年。 山中芳和「藤井高尚の教訓本執筆」『岡山大学教育学部研究集録』98、1995年。 山本登明「作られた主人公像―伊勢物語九十二段と『伊勢物語新釈』」『光華日本文学』3、1995年。 梁瀬一雄「〈翻・複〉宛名未詳の宣長書簡―碧冲洞蔵の巻子本」『鈴屋学会報』14、1997年。 山崎芙紗子「〈翻・複〉宣長書簡と物語の写本」『鈴屋学会報』14、1997年。 山根木忠勝「文章体としての消息文―藤井高尚『おくれし雁』の分析」『活水日文』35、1997年。 中澤伸弘「和本の板木（その6）」『日本古書通信』637、1998年。 石沢一志「日本紀の御局の考」秋山虔監修、島内景二・小林正明・鈴木健一編『批評集成・源氏物語』2（近世後期編）ゆまに書房、1999年。 井田有哉・趙尚顕・堀田奈々絵・橘豊「消息文例翻刻」『帝京国文学』6、1999年。 中澤伸弘「近世後期の稀なる板本数題」『日本古書通信』851、2000年。 室井努「江戸期における古代の暦日表現観（下）―真淵・宣長・藤井高尚の暦日観」『弘学大語文』26、2000年。 田中康二「宣長以後の物語研究」鈴木健一編『源氏物語の変奏曲―江戸の調べ』三弥井書店、2003年。 板垣俊一「箏曲関係資料に見る近世国学者の音楽観―藤井高尚著『弾物のさだめ』をめぐって」『都大論究』41、2004年。 工藤進思郎「藤井高尚と東条義門―その師弟の交流をさぐる」神部宏泰先生退職記念論文集刊行会編刊『神部宏泰先生退職記念論文集』2004年。 瀬尾博之「『伊勢物語』注釈書についての一考察―『伊勢物語新釈』の特徴を中心に」『文化継承学論集』3、2007年。 吉良史明「中島広足『樺島浪風記』攷―国学者紀行再攷にむけての一試案」『鯉城往来』14、2011年。 瀬尾博之「『伊勢物語新釈』の注釈態度―宣長との関係を中心に」『鈴屋学会報』28、2011年。 神作晋一「国学者藤井高尚の著作に見られる送り仮名表記」『国語研究』79、2016年。 中澤伸弘「藤井高尚と神道―『神祇事類條目』をめぐつて」『神道史研究』641、2016年。 |
| +事典・略伝等 | 井上通泰「藤井高尚伝補遺」『めさまし草』47・55、1902年。 清宮秀堅『古学小伝』2、郁文舎、1903年。 『手紙雜誌』12・39・45、1904・1906・1907年。 「藤井高尚翁七十年祭」『國學院雜誌』1610、1910年。 岡山県編刊『岡山県人物伝』1911年。 野崎英夫編『歌人百家帖』中央歌文会、1913年。 高見章雄・花土文太郎編『岡山県人名辞書』同発行所、1918年。 野村八良『国文学研究史』原広書店、1926年。 野村八良『国学全史』関書院、1928年。 『讃岐の誇―史伝・名勝・文学』高松市教育部会、1928年。 河野省三 『国学の研究』大岡山書店、1932年。 藤井熊太郎『岡山県吉備郡真金町名勝旧蹟其他調査概要』岡山県吉備郡真金町、1932年。 岡山県総社高等女学校々友会編刊『郷土史』1933年。 田中完「岡山県の歴史」文正社、1936年。 永山卯三郎編『岡山県通史』下、1936年。 田中誠一編著『備作人名大辞典』同刊行会、1937・39年。 吉備津神社編刊『献詠集―藤井高尚大人百年祭記念会』1940年。 伝記学会編『国学者研究』北海出版社、1943年。 福家惣衛『香川県和歌史』香川県文化同好会、1954年。 枚岡市史編纂委員会編『枚岡市史』1、枚岡市役所、1967年。 谷口澄夫『岡山県の歴史』山川出版社、1970年。 兼清正徳『木下幸文伝の研究』風間書房、1974年。 『京都の歴史』7、京都市、1974年。 田尻佐編『贈位諸賢伝』近藤出版社、1975年（増補版）。 関根只誠編『名人忌辰録』ゆまに書房、1977年（復刻）。 『岡山県人名事典』日本文教出版、1978年。 「岡山県大百科事典」山陽新聞社、1980年。 羽生永明『平賀元義』山陽新聞社、1986年。 『国学者伝記集成』 『和歌大辞典』 ＊ 国史大辞典、国書人名辞典、神道事典、神道辞典、神道人名辞典、神道大辞典 |
| +略年譜 | 明和元（1464）年 備中国一宮吉備津神社の社家頭・但馬守高久の子として生まれる［高尚伝］。 寛政5（1793）年 春、上京。橋本経亮、小林義兄らに会う。さらに伊勢に行き、本居宣長、稲掛大平、三井高蔭、荒木田久老らに会う・5月半ば頃、鈴屋に入門［松屋派］。 寛政9（1979）年 この頃にはすでに家督を継ぎ、吉備津宮の社司・社家頭に就く［松屋派］。 寛政11（1799）年 5月8日、従五位下に叙せられ、長門守に任ぜられる［松屋派］。 文化13（1816）年 春、鐸舎にて祝詞（延喜式）・雨夜物語（源氏物語）の講釈を行う。以後、度々鐸舎に出講［松屋派］。 文政2（1819）年 4月15日、家督・社職を息子・高豊に譲り隠居［松屋派］。 文政4（1821）年 6月、江戸に下り平田篤胤の家に寄宿。11月下旬、帰郷［松屋派］。 文政8（1825）年 2月12日、息子・高豊が35歳で死去。高尚は再び社司・社家頭になる。冬、堀家徳政の次男・光治郎（後、高起と改名）を養孫として迎え、家督相続人と定める［松屋派］。 天保6（1835）年 1月2日、養孫・高起の元服式を行う。1月14日、社司・社家頭の職を高起に譲る［松屋派］。 天保11（1840）年 8月15日、死去［松屋派］。 |
| +著作目録類 | 『藤井高尚の国学―解説と目録』（増補版）岡山大学附属図書館、1982年。 「藤井高尚著作解題目録」（工藤進思郎『藤井高尚と松屋派』風間書房、1986年に収録）。 工藤進思郎編『藤井高尚全歌集』、1983年。 |
| +主要著作 | 藤井高尚『大祓詞後々釈』 1802年。 藤井高尚『伊勢物語新釈』1813年。 藤井高尚『三つのしるべ』1828年。 藤井高尚『松の落葉』〔http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2608116?tocOpened=1〕 藤井高尚『松屋文集』〔http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1456682/45?tocOpened=1〕 藤井高尚『神の御蔭の日記』 藤井高尚『消息文例』〔http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/866014〕 藤井高尚『日本紀の御局考』 |
| データベースの典拠 | 「高尚伝」＝吉備津神社編刊『藤井高尚伝』1940年。 「松屋派」＝工藤進思郎『藤井高尚と松屋派』風間書房、1986年。 |
| コンテンツ権利区分 | CC BY-NC |
| 資料ID | 40331 |
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