うねびやま

大分類万葉神事語辞典
分野分類 CB文学
文化財分類 CB学術データベース
資料形式 CBテキストデータベース
+項目名うねびやま;畝傍山
+表記畝傍山
TitleUnebiyama
テキスト内容大和三山の一つ。万葉集には香具山、耳成山とともに、藤原宮の「大御門(おほみかど)」として「畝傍の この瑞山は 日の緯(よこ)の 大き御門に 瑞山と 山さびいます」」(1‐52)と表現される。これら大和三山はそれぞれの山が神格をもつ山であり、香具山と耳成山が「雄雄(をを)し」(1-13)とされる畝傍山をめぐって争ったとするいわゆる妻争い伝説が万葉集に残されている。また、神武天皇即位前紀条には、橿原宮を造営するにあたって、天皇は「六合(りくがふ)を兼ねて都と開き、八紘(はちくわう)を掩(おほ)ひて宇(いへ)と為(な)さむこと、亦可(よ)からずや。観(み)るに、夫れ畝傍山の東南(たつみのすみ)の橿原の地(ところ)は、蓋し国の墺区(くむしら)か。治(をさ)むべし」といい、四方の国々を統合して都を開き、天下を覆って我が家屋とするという『文選』「呉都賦」の一節を引用しつつ、橿原の地を選択したことが述べられている。畝傍山一帯の地は天下を統治するにふさわしい、神意に適った地であったということがうかがえる。
+執筆者城﨑陽子
-73043402009/10/19hoshino.seiji00DSG000830うねびやま;畝傍山Unebiyama大和三山の一つ。万葉集には香具山、耳成山とともに、藤原宮の「大御門(おほみかど)」として「畝傍の この瑞山は 日の緯(よこ)の 大き御門に 瑞山と 山さびいます」」(1‐52)と表現される。これら大和三山はそれぞれの山が神格をもつ山であり、香具山と耳成山が「雄雄(をを)し」(1-13)とされる畝傍山をめぐって争ったとするいわゆる妻争い伝説が万葉集に残されている。また、神武天皇即位前紀条には、橿原宮を造営するにあたって、天皇は「六合(りくがふ)を兼ねて都と開き、八紘(はちくわう)を掩(おほ)ひて宇(いへ)と為(な)さむこと、亦可(よ)からずや。観(み)るに、夫れ畝傍山の東南(たつみのすみ)の橿原の地(ところ)は、蓋し国の墺区(くむしら)か。治(をさ)むべし」といい、四方の国々を統合して都を開き、天下を覆って我が家屋とするという『文選』「呉都賦」の一節を引用しつつ、橿原の地を選択したことが述べられている。畝傍山一帯の地は天下を統治するにふさわしい、神意に適った地であったということがうかがえる。1006うねびやま畝傍山城﨑陽子う1
資料ID32440

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