やえ

大分類万葉神事語辞典
分野分類 CB文学
文化財分類 CB学術データベース
資料形式 CBテキストデータベース
+項目名やえ;やへ;八重
+項目名(旧かな)やへ
+表記八重
TitleYae
テキスト内容①天と地の境の雲。②雲・山・波・花などが幾重にも重なる様。①も②も神秘的な心持ちや喜びの心持ちを表す。①は「天地の 寄り合ひの極 知らしめす 神の命と 天雲の 八重かき別けて 神下し 座せまつりし」(2-167)とあり、柿本人麿の日並皇子挽歌に見える。日の皇子は天上から八重の雲を押し分けて降臨したという。記紀においてもニニギの命の降臨には、八重の雲を開いて高千穂の峰に降ったと見える。神々の世界は八重の雲に覆われている神秘な場所であり、「天雲の八重雲隠れ鳴る神の」(11-2658)もそうした表現である。②は「今日もかも沖つ玉藻は白波の八重をるが上に乱れてあるらむ」(7-1168)や「朝霞八重山越えて呼子鳥鳴きや汝が来る屋戸もあらなくに」のように、異界への神秘をいうものである。あるいは、鹿が天皇に奉仕する自らの身の有意義を述べて「わが身一つに 七重花咲く 八重花咲くと 申し賞さね」(16-3885)といい、七重・八重は喜ばしいことの重なりをいう、祝福語である。
+執筆者辰巳正明
+参考文献
-68931402009/07/06hoshino.seiji00DSG000757やえ;やへ;八重Yae①天と地の境の雲。②雲・山・波・花などが幾重にも重なる様。①も②も神秘的な心持ちや喜びの心持ちを表す。①は「天地の 寄り合ひの極 知らしめす 神の命と 天雲の 八重かき別けて 神下し 座せまつりし」(2-167)とあり、柿本人麿の日並皇子挽歌に見える。日の皇子は天上から八重の雲を押し分けて降臨したという。記紀においてもニニギの命の降臨には、八重の雲を開いて高千穂の峰に降ったと見える。神々の世界は八重の雲に覆われている神秘な場所であり、「天雲の八重雲隠れ鳴る神の」(11-2658)もそうした表現である。②は「今日もかも沖つ玉藻は白波の八重をるが上に乱れてあるらむ」(7-1168)や「朝霞八重山越えて呼子鳥鳴きや汝が来る屋戸もあらなくに」のように、異界への神秘をいうものである。あるいは、鹿が天皇に奉仕する自らの身の有意義を述べて「わが身一つに 七重花咲く 八重花咲くと 申し賞さね」(16-3885)といい、七重・八重は喜ばしいことの重なりをいう、祝福語である。758やえやへ八重辰巳正明や1

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