みあらか
大分類 | 万葉神事語辞典 |
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分野分類 CB | 文学 |
文化財分類 CB | 学術データベース |
資料形式 CB | テキストデータベース |
+項目名 | みあらか;御在香 |
+表記 | 御在香 |
Title | Miaraka |
テキスト内容 | 都宮。高貴な者の住む宮殿。皇居。「み」は美称の接頭語。「在香」は、大殿祭祝詞に「御殿 古語に阿良可と云ふ」とあり、殿はアラカと訓む。『古語拾遺』にも「正殿 古語に荒香といふ」とあり、荒香はアラカと訓むことが知られ、「在香」もアラカと訓むことが出来る。柿本人麿は日並皇子挽歌で「由縁もなき 真弓の岡に 宮柱 太敷き座し 御在香を 高知りまして」(2-167)と詠み、「御在香」は皇子の墓所であるが、ミアラカと呼んでいる。このような表現は、藤原宮の造営に当たった□[ニンベン+ルマタ]民の歌に「藤原がうへに 食す国を 見し給はむと 都宮は 高知らさむと 神ながら 思ほすなへに」(1-50)と見え、ここでは「都宮」と表記されている。この例から見ると、ミアラカは天皇が国を支配する都宮として建てた皇居であることが知られる。日並皇子の墓所を御在香というのは、死者の住まう宮殿の意味であり、ここからの延伸義である。 |
+執筆者 | 辰巳正明 |
コンテンツ権利区分 | CC BY-NC |
資料ID | 32315 |
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