みあえ

大分類万葉神事語辞典
分野分類 CB文学
文化財分類 CB学術データベース
資料形式 CBテキストデータベース
+項目名みあえ;みあへ;飲饌
+項目名(旧かな)みあへ
+表記飲饌
TitleMiae
テキスト内容高貴な人を迎えた宴会の酒食。「み」は重要なものに付ける接頭語。「あへ」は播磨国風土記に「阿閇津に到り御食を供進す。故に阿閇村といふ」とあるのによると、御食は「ミアヘ」となり、ご馳走の意である。内匠大属の□[木+安]作村主益人が「飲饌」を準備して長官の佐為王を饗したが、まだ日は落ちていないのに帰ってしまったといい(6-1004)、葛城王が陸奥の国に遣わされた時に、国司らの接待が疎かであったことから、王の顔には怒りが顕れ、国司は「飲饌」を尽くしたが楽しまず困っていると、前の采女で風流心ある女性が出てきて、左手に盃を捧げ、右手に水を持ち、王の膝を叩いて歌を詠んだところ、王の心は解けて終日楽しんだという(16-3807)。また、越中の国司である大伴家持は、先の国師である従僧の清見が京師に入るので、「飲饌」を準備して饗宴をした(18-4070)という。
+執筆者辰巳正明
コンテンツ権利区分CC BY-NC
資料ID32314
-68878402009/07/06hoshino.seiji00DSG000704みあえ;みあへ;飲饌Miae高貴な人を迎えた宴会の酒食。「み」は重要なものに付ける接頭語。「あへ」は播磨国風土記に「阿閇津に到り御食を供進す。故に阿閇村といふ」とあるのによると、御食は「ミアヘ」となり、ご馳走の意である。内匠大属の□[木+安]作村主益人が「飲饌」を準備して長官の佐為王を饗したが、まだ日は落ちていないのに帰ってしまったといい(6-1004)、葛城王が陸奥の国に遣わされた時に、国司らの接待が疎かであったことから、王の顔には怒りが顕れ、国司は「飲饌」を尽くしたが楽しまず困っていると、前の采女で風流心ある女性が出てきて、左手に盃を捧げ、右手に水を持ち、王の膝を叩いて歌を詠んだところ、王の心は解けて終日楽しんだという(16-3807)。また、越中の国司である大伴家持は、先の国師である従僧の清見が京師に入るので、「飲饌」を準備して饗宴をした(18-4070)という。,705みあえみあへ飲饌辰巳正明み1

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