ままのいりえ

大分類万葉神事語辞典
分野分類 CB文学
文化財分類 CB学術データベース
資料形式 CBテキストデータベース
+項目名ままのいりえ;真間の入江
+表記真間の入江
TitleMamanoirie
テキスト内容今の千葉県市川市国府台にあった入江。「真間」は今日では内陸にあたるが当時は入海であった。「真間の浦廻(うらみ)を」(14-3349)の浦廻は、入江の湾曲部(浦辺)。底本に「宇良末」、広瀬本に「宇良未」とあり、「末」「未」は誤りやすく、古写本でも判定が困難であり、ウラミ、イソミ、シマミ、など回転、湾曲の意から出て周辺部を意味する名詞の場合は、『新編』では、「ミ」に統一する。真間は、崖や土手などの急な傾斜面のことをいい、今日の千葉県市川市弘法寺の下台地を真間といって「真間の井」(9-1808)、「真間の継橋」(14-3387)などをはじめ、手児奈の霊を祀った「手児奈霊神堂」がある。「真間の手児名」(3-431~2、9-1807、14-3384~5)とみえ、万葉時代の真間は海を臨むところであり、手児奈は海辺で神を祭る「ヲトメ」だったらしい。
+執筆者金熙淑
-68874402009/07/06hoshino.seiji00DSG000700ままのいりえ;真間の入江Mamanoirie今の千葉県市川市国府台にあった入江。「真間」は今日では内陸にあたるが当時は入海であった。「真間の浦廻(うらみ)を」(14-3349)の浦廻は、入江の湾曲部(浦辺)。底本に「宇良末」、広瀬本に「宇良未」とあり、「末」「未」は誤りやすく、古写本でも判定が困難であり、ウラミ、イソミ、シマミ、など回転、湾曲の意から出て周辺部を意味する名詞の場合は、『新編』では、「ミ」に統一する。真間は、崖や土手などの急な傾斜面のことをいい、今日の千葉県市川市弘法寺の下台地を真間といって「真間の井」(9-1808)、「真間の継橋」(14-3387)などをはじめ、手児奈の霊を祀った「手児奈霊神堂」がある。「真間の手児名」(3-431~2、9-1807、14-3384~5)とみえ、万葉時代の真間は海を臨むところであり、手児奈は海辺で神を祭る「ヲトメ」だったらしい。701ままのいりえ真間の入江金熙淑ま1
資料ID32310

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