まき

大分類万葉神事語辞典
分野分類 CB文学
文化財分類 CB学術データベース
資料形式 CBテキストデータベース
+項目名まき;真木
+項目名(旧かな)
+表記真木
TitleMaki
テキスト内容本来①すぐれた木を意味する語であったが、これが特定の植物名として②いちい科の常緑高木のマキを指すようになった。マは完全な様、あるいは純粋で美しい様を称する接頭語であり、記には「真木栄く(まきさ)檜の御門」(100)とか「真木栄く檜の板戸」(96)といった表現がみえ、優れた建築用材で作られたということを詠うことで御殿を讃美する表現となっている。万葉集では、藤原宮造営にあたって、「真木さく檜(ひ)のつまで」(1-50)が宇治川・泉川を経由して運ばれたことが詠われており、こうした真木で造営された宮を「績麻なす 長柄の宮に 真木柱 太高敷きて 食す国を 治めたまへば」(6-928)と讃美するのである。ところで、②意味での真木は神代紀に「乃ち鬚髯(ひげ)を抜き散(あか)ちたまへば、杉に成る。又胸毛を抜き散ちたまへば、是檜に成る。尻毛は是柀(まき)に成る」とあり、その起源を素戔嗚尊に拠って語られている。そしてこれは、人々の墓所の棺にする材料として定められており、こうした優れた用材が生育することの縁を神の仕業に求めている。
+執筆者城﨑陽子
+参考文献
-68864402009/07/06hoshino.seiji00DSG000690まき;真木Maki本来①すぐれた木を意味する語であったが、これが特定の植物名として②いちい科の常緑高木のマキを指すようになった。マは完全な様、あるいは純粋で美しい様を称する接頭語であり、記には「真木栄く(まきさ)檜の御門」(100)とか「真木栄く檜の板戸」(96)といった表現がみえ、優れた建築用材で作られたということを詠うことで御殿を讃美する表現となっている。万葉集では、藤原宮造営にあたって、「真木さく檜(ひ)のつまで」(1-50)が宇治川・泉川を経由して運ばれたことが詠われており、こうした真木で造営された宮を「績麻なす 長柄の宮に 真木柱 太高敷きて 食す国を 治めたまへば」(6-928)と讃美するのである。ところで、②意味での真木は神代紀に「乃ち鬚髯(ひげ)を抜き散(あか)ちたまへば、杉に成る。又胸毛を抜き散ちたまへば、是檜に成る。尻毛は是柀(まき)に成る」とあり、その起源を素戔嗚尊に拠って語られている。そしてこれは、人々の墓所の棺にする材料として定められており、こうした優れた用材が生育することの縁を神の仕業に求めている。691まき真木城﨑陽子ま1

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