まかじ

大分類万葉神事語辞典
分野分類 CB文学
文化財分類 CB学術データベース
資料形式 CBテキストデータベース
+項目名まかじ;まかぢ;真楫
+項目名(旧かな)まかぢ
+表記真楫
TitleMakaji
テキスト内容りっぱにとりつけられた船の楫。「ま」は堅固な、すぐれたを表す美称。万葉集には、「大船に 真梶しじ貫き 大君の 命恐み 磯廻するかも」(3-368)とみえるように官船には、りっぱな楫がとりつけられていたことがうかがえる。また、「まかぢしじ貫き」からはりっぱな楫を左右にたくさんとりつけていることが知られるが、それは、船のりっぱさのみではなく、後悔の安全を祈ることによる表現であったとも考えられる。そして、「大き海に ま梶しじ貫 漕ぎ出でなば 沖は深けむ 潮は干ぬとも」(7-1386)の歌は、堅い決意で男と逢い始めることの喩えとして用いられている表現である。
+執筆者加藤紗弥香
コンテンツ権利区分CC BY-NC
資料ID32298
-68862402009/07/06hoshino.seiji00DSG000688まかじ;まかぢ;真楫Makajiりっぱにとりつけられた船の楫。「ま」は堅固な、すぐれたを表す美称。万葉集には、「大船に 真梶しじ貫き 大君の 命恐み 磯廻するかも」(3-368)とみえるように官船には、りっぱな楫がとりつけられていたことがうかがえる。また、「まかぢしじ貫き」からはりっぱな楫を左右にたくさんとりつけていることが知られるが、それは、船のりっぱさのみではなく、後悔の安全を祈ることによる表現であったとも考えられる。そして、「大き海に ま梶しじ貫 漕ぎ出でなば 沖は深けむ 潮は干ぬとも」(7-1386)の歌は、堅い決意で男と逢い始めることの喩えとして用いられている表現である。689まかじまかぢ真楫加藤紗弥香ま1

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