ほよ

大分類万葉神事語辞典
分野分類 CB文学
文化財分類 CB学術データベース
資料形式 CBテキストデータベース
+項目名ほよ;保与
+表記保与
TitleHoyo
テキスト内容やどりぎ科の常緑小高木やどりぎの古名。けやき・ぶな・さくらなどの落葉高木に寄生することで知られる。現在も各地にホヨ・ホヤの樹名が残っている。早春、淡黄色の花を開き、秋になって赤または黄の粘汁を有する球形の果実を生じる。冬の間、落葉樹の林の中でこのやどりぎだけだ鮮やかな黄金色で茂っているさまに、永遠の生命を認めて、信仰の対象とする習俗が、世界各地にあることをフレーザーの『金枝篇』が記している。大伴家持が越中で「山の梢のほよを取って髪に挿したのは千年の命を祝う気持ちからです」(18-4136)と詠っており、これもやどりぎのもつ呪力を信じてこれを身につけたのであろうと考えられる。
+執筆者加藤紗弥香
コンテンツ権利区分CC BY-NC
資料ID32295
-68859402009/07/06hoshino.seiji00DSG000685ほよ;保与Hoyoやどりぎ科の常緑小高木やどりぎの古名。けやき・ぶな・さくらなどの落葉高木に寄生することで知られる。現在も各地にホヨ・ホヤの樹名が残っている。早春、淡黄色の花を開き、秋になって赤または黄の粘汁を有する球形の果実を生じる。冬の間、落葉樹の林の中でこのやどりぎだけだ鮮やかな黄金色で茂っているさまに、永遠の生命を認めて、信仰の対象とする習俗が、世界各地にあることをフレーザーの『金枝篇』が記している。大伴家持が越中で「山の梢のほよを取って髪に挿したのは千年の命を祝う気持ちからです」(18-4136)と詠っており、これもやどりぎのもつ呪力を信じてこれを身につけたのであろうと考えられる。686ほよ保与加藤紗弥香ほ1

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